アッと驚くカメ五郎の日々

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フィールドワークのはずだった

2012-04-07
未分類
今回の記事は写真が多いため、かなり長くなっておりますので、どうかご了承ください。
また、一部に刺激の強い画像(シカの骨)を掲載しております。苦手な方は観覧にご注意ください。



今年の活動の為にいろいろと見て回ろうと思い沢へ入ることに。

3月中に動画を一つ作りたかったのですが、資金の問題と事前準備の足りなさが原因で失敗。
このようなヘマをしないように、長編動画の作製の準備のためにいろいろフィールドを見て回っています。
いいフィールドが見つかれば、次回の生活の場の候補にしたいと考えています。

sawasawasawa

春の沢はまだまだ肌寒く、草木の成長も平野部とは違って遅れ気味な感じがします。
このくらいの季節は渓流釣りには良いシーズンなのですが、今回はただの散策のため遊魚券は買いません。

沢に入ってしばらく歩くと、ごろごろと転がっているシカの亡骸達。
骨は加工すればいろいろと便利なものが作れるので、なかなか良い資源の場かもしれません。
それにしてもシカ多すぎ・・・。
honehone2

シカの亡骸。脚をみる限りだと恐らく今年中に命を落としたと思われる。


honehone3

こちらもシカの骨。頭蓋骨の形状的に牡鹿だと思われる。


honehone1

これは雌鹿の頭蓋骨。沢の流れで揉まれてないためか、標本のようにきれいに残ってた。

この辺の沢は深い谷になっています。そのため、水を飲みに降りてきたところで足を踏み外して亡くなるシカも多いです。
現にこの沢を散策中に崖からシカが落ちてきましたので、意外と頻繁なのかもしれません。
私が見ている場で落ちてきたシカは、幸いにも怪我無く(恐らく)去っていきました。シカさん、どうか気をつけてください。
さて、こんだけシカが多く生息していれば、察しの通り骨以外の物も落ちています。
一年に一度生え変わる牡鹿の象徴、鹿角です。

tunotuno

やったー!鹿角GET!
実は私、折れてる欠片やら風化してボロボロになったものは数回程度拾ったことはありますが、こんなにきれいな状態の鹿角を拾ったのは初めてのことです。
別に何かに使いたいというわけではありませんが、前々からきれいな状態の鹿角を拾いたかったので、これはうれしい収穫です。自分の部屋に記念として飾っておきます。

シカの角は年齢によって枝角の数が変わります。
初年の牡鹿の角は枝角が無く、小さい角がタケノコみたいに生えるだけですが、一年の生え変わりの度に一回、枝角が作られ、最終的には三本の枝角がある立派な鹿角になります。
今回拾った鹿角には枝角が三つあるので、この角を持った牡鹿は満4歳以上の年齢だったのでしょう。
ちなみに、角の表面はざらざらした面白い模様になっていますが、これは角の生成のために必要なカルシウムを運ぶ血管の跡なのだそうです。



iwaba-sannrannba

沢では水の流れている場所以外でも、いろいろと面白いものが発見できます。
この写真だけでは、何の面白みも無いただの岩壁に見えるかもしれませんが、この岩壁はある生物にとっての大事なゆりかごになっていました。


iwaba-anaboko

岩の所々に出来ているこのような穴の中を覗いてみましょう。


tagogaeru-tamago1

なにかブドウの房のようなものが!?


tagogaeru-tamago2

拡大してみました。
どうやら何かの卵のようです。少し見えづらいかと思いますが発生は既に始まっているようで、尻尾のようなものが卵の中で出来ています。いったい何の卵なのでしょうか?


tagogaeru\iwanosukima

正解はこの岩の隙間にいるこのカエルたち。タゴガエルといいます。
タゴガエルは本州、四国、九州、五島列島の山地に生息しているアカガエル科のカエル。沢沿いや、湿り気のある山道を歩いていると、ときおり足元でカエルがピョンと飛ぶことがありますが、そのカエルの正体はだいたい本種かヤマアカガエルの可能性が高いです。
タゴガエルは一部の低地の丘陵地帯にも分布しますが、主に山地、特に沢沿いに多く見られ、標高1500m以上のところでも発見したことがあります。カエル界の山のスペシャリストは、間違いなく彼らでしょう。


tagogaeru\koubi

山のスペシャリストなだけあって、彼らの繁殖は独特な方法をとります。
まず、上の写真は交尾中のタゴガエルのアップ写真ですが、上に乗っかっているオスガエルがペッタンコです。
まるでメスガエルの身体の一部みたいになってます。
彼らの殆どは、沢沿いの岩の隙間や穴の中、地下をゆるく流れる伏流水中に、大きな卵を30個くらい産みます。つまり、産卵場所が非常に狭いところのため、普通の状態でオスが上に乗ってると、せっかく好条件の場所を見つけても引っかかって入れないなんてことになってしまいます。
そうなる確立を少しでも減らすために、オスは繁殖期になると身体皮膚が伸びてペラペラ(パッと見、本当に骨と皮だけみたいな格好)になり、上に乗っても体積が増えないようにしています。今までは、なんで繁殖期のオスはこんなに皮が弛んでいるのか不思議に思っていましたが、なかなか利にかなっている姿だったのですね。

タゴガエルの卵にも、他種とは違った部分があります。まず、彼らの卵は水中に無くても問題ありません。極端な話、岩を濡らす程度の湿り気さえあれば水深が0でも問題ありません。
他のカエルは、卵が孵化すると、エラ呼吸で生活するオタマジャクシと呼ばれる姿で水中を過ごした後、徐々に手足が生えてきて上陸します。
そのため、オタマジャクシの期間を生活するための水場が必要不可欠です。
ところがタゴガエルは、オタマになれない環境に陥った卵(水場がなくなってしまった等)は、手足が生え、肺呼吸が出来る準備ができるまで孵化しません。オタマジャクシ時代はずっと卵の中で過ごすことも可能です。(といっても、ほとんどの卵が途中でリタイアしてしまう・・・)
オタマジャクシの間、一切の食事を取りません。カエルになるまでは自身の腹部につけている栄養袋だけで過ごします。
上記のようなサバイバル下の中で、無事に変態して子ガエルになれると、卵の膜を破って孵化します。この場合は、まさに『カエルの子はカエル』です。
なぜこのような特殊な方法になったのでしょう。予想としましては、水温が低いため餌が乏しい、雨などで流されたり水場蒸発等の全滅リスク回避、子孫生存率UP、などが考えられます。
確かに、このような繁殖のしかたなら、水場が少ない高山でも個体数を増やしていくことが出来ますからね。
知れば知るほど面白いカエルです。



yuriwasabi\kabu

続いて紹介するのは、かわいらしい小さい花をつけたこちらの植物。名前はユリワサビといいます。
北海道から九州に分布する日本の固有種のアブラナ科の多年草。山地の沢や渓流そばの湿った場所に生育しています。
ワサビと同じワサビ属で葉や茎をワサビと同じように使用できますが、残念ながら根はあまり利用できません。
まるでユリの根茎と姿が似ているので名前にユリとついています。今回はこの一株しか生えていなかったため、つまみ食いは葉っぱを一枚いただくだけ、やはりワサビというだけあって、小さな葉っぱでもピリッときました。


yuriwasabi\hana

ユリワサビの花
かわいらしい小さな白い花を咲かせています。


引き続き、植物の紹介なのですが、少しばかしクイズ方式にしたいと思います。
正解者の方は心の中でしたり顔をする権利が与えられますので、がんばってください。

問題:下の写真の植物名はなんでしょう?

korenannda
【ヒント】
花言葉:涼しげ
誕生花:7月6日
西丹沢ではお世話になりました。

※答え合わせは下にある【続きを読む】を押してご覧ください。


sawa-takitubo

さて、なんだかんだあってフィールドワーク報告はこれで終了。
結局、当初の目的そっちのけで観察ばっかりになってしまいました。
だけど、久しぶりの沢探索はとても楽しかったので良しとしましょう。
今回はリフレッシュ登山ということにして、次からはきちんとベースとなるフィールドを探索しないといけないですね。
また近いうちにきちんとしたフィールド探索をしたいと思いますので、今回はここまで。



↓答え合わせ

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まとめ

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